idea factory from newspaper 2003 12 11
権力闘争(struggle for power)
年金の改革は、年金保険料率の上限について、
厚生労働省が20%、
財界が16%と主張した結果、以下の通りで決着する。
結局、(20+16)/2=18。
18%で決着した。
何も変らないし、変われない。
そこにあるのは、「先送り」だけである。
小泉政権の言う構造改革は、スローガンばかりで、
中味は、あまり変っていない。
変われないし、変ろうとしない。
つまり、小泉政権の言う構造改革は、
本当の改革ではなく、
単なる権力闘争であるという見方が増えているが、
その通りだと思います。
要するに、田中派という派閥と、福田派という派閥が、
現代によみがえり、
その権力闘争が、姿を変えて、構造改革という名前で、
また権力闘争をしているということである。
やはり、小泉政権が続く限り、日本は、じり貧と判断する。
せっかく、株高という、絶好の環境ができたのだから、
そこで、大改革を推進するチャンスなのに、
相変わらず、やっていることは、先送りばかり。